中芯がライナで挟み込まれているのが段ボールの構造

段ボールがさまざまな分野で用いられる優れた素材である理由は、その構造にあります。


段ボールの断面を見ると、波打っている紙に平面の紙が貼り合わされた構造をしていることがわかります。


これが一般的な段ボールの構造で、波打っている紙の部分は中芯、それに貼り合わせる平面の紙はライナと呼びます。

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そして、一般的な段ボールでみられるこの仕組みはトラス構造と呼ばれており、鉄橋や体育館などさまざまな建築物でよく採用されています。

ライナは中芯の片面のみに貼られる場合と、表裏両面に貼り合わされる場合の両方があり、後者の方が強度が高いです。
また、両面にライナが貼られているダンボールに、片面のダンボールを1枚以上貼って多層構造にしたものも存在します。


層が厚くなれば、当然強度も高まり、重い物や長期間の保存が必要な物を入れて運ぶことができるようになります。

中芯の波形部分を構成する段のことはフルートと呼ばれていますが、日本工業規格によって幅や波形の数などが規格化されています。



段ボールはフルートを含めて多くの部分が規格化されており、日本国内で製造しているメーカーはJIS規格にしたがって製造しています。

ダンボールの強度は、構造だけでなく原紙で使われる素材にも左右されます。
一般的なダンボールで用いられている素材はパルプと古紙で、ライナの方に上質な紙を使用します。


JIS規格ではライナの紙質は3種類定められており、古紙が含まれている割合で区別されます。


かつてはパルプが100パーセントのライナもありましたが、製造技術の進歩により現在はほぼ姿を消しており、大抵のダンボールに古紙が含まれています。